ブログを書く時の「潜在ニーズ」って何?
そんな質問にお答えします。
《記事の内容》
- 顕在ニーズと潜在ニーズ
- 検索意図から潜在ニーズを深掘りするコツ
- 潜在ニーズを満たす記事を書くときの注意点
結論から先にお伝えしておきます。
「潜在ニーズ」とは、
ユーザー(読者)自身が「気づいていない悩み」(表面化していない悩み)のことです。
上手く「潜在ニーズを満たす記事」を書けると、それがユーザーの心をつかみ、さらなる読者へとつながっていきます。
潜在ニーズを探すのに、難しいテクニックなどは必要ないので安心してください。
記事の前半部分で、ユーザーの潜在ニーズを掘り下げていくコツついて解説した後、記事の後半部分からは、潜在ニーズを満たす記事を書くときの注意点や、記事の構成、そして内部リンクの使い方などもお伝えします。
ぜひ最後まで読んで、記事作成のヒントを掴んでいってください。
それでは、早速本題に参りましょう。
ブログ記事で大切な「顕在ニーズ」と「潜在ニーズ」
ユーザーの求めているニーズには「顕在ニーズ」と「潜在ニーズ」の2つが存在します。
最初に、
この2つのニーズについて詳しく見ていきましょう。
顕在ニーズとは、「ユーザーが今何を求め、何が必要なのか」という明確なニーズのことです。
例えば、「ダイエット」を考えている人の場合、顕在ニーズは「痩せる方法」でしょう。
それに対し、潜在ニーズは「ユーザー自身が気づいていないニーズ」、もしくは「まだ明確には認識されていないニーズ」のことを指します。
「ダイエット」の場合、
ユーザーが「痩せる方法」を求めている顕在ニーズに対し、潜在ニーズは「健康でいたい」「異性にモテたい」「オシャレな服をきてみたい」などが考えられます。
記事を書くときは、ユーザーの2つニーズを分析して「今何が求められているのか?」「どんな悩みや欲求が潜んでいるのか?」といったことを把握することが重要です。
簡単にまとめると↓
- 顕在ニーズ:「痩せる方法が知りたい」
- 潜在ニーズ:「健康でいたい」「モテたい」「オシャレがしたい」など、痩せた後の願望
顕在ニーズは、ユーザーの表面化している悩みや欲求なので「キーワード検索」=「顕在ニーズ」となることが多く、探しやすいのが特徴です。
しかし、潜在ニーズに関しては、ユーザーに潜んでいるニーズを深掘りしていく必要があるので、ここから詳しく解説していきます。
検索意図から潜在ニーズを深掘りするコツ
検索意図から潜在ニーズを深掘りするコツは、以下の4つです。
- Yahoo知恵袋やSNSを参考にする
- ペルソナを設定する
- 過去の自分や身近な人をヒントにする
- 検索上位の競合サイトから読み解く
順番に説明していきますね。
Yahoo知恵袋・SNSを参考にする
ありとあらゆる悩みや疑問が集まる場所、そんな「Yahoo知恵袋」や「SNS」は絶好の情報源です。
これらは、ユーザーの求める情報や、その時の気持ち、状況を知る上で無くてはならない貴重なデータです。
例として「冷蔵庫 買い替え」をキーワードに、深掘りしてみましょう。
この時、
内容と一緒に投稿された日付も確認するようにしましょう。
質問内容から潜在ニーズを深掘りすると、
- 適正サイズを教えて欲しい
- どんな機能があると便利なのか
- 省エネ機能は本当に電気代を節約できるの?
などの具体的な「疑問」や「悩み」が見えてきます。
これらの情報を元に記事を作成すれば、ユーザーの悩みを解決し、満足のいく情報を提供できます。
また、
基本的にはSNSも同じように使います。
キーワード選定について詳しくは、下記の記事を参考にしてください。
ペルソナを設定する
ペルソナを設定することも、検索意図から潜在ニーズを深掘りする上で非常に有効な方法です。
ペルソナとは、
商品やサービスを購入する可能性の高いユーザー層を具体的な人物像として設定し、その人物像になりきって考えることで、ユーザーの本音やニーズ、購買行動を予測するものです。
先ほどの「冷蔵庫 買い替え」で考えてみます。
例えば、冷蔵庫の購入を考えている「30代4人家族の主婦」と、「1人暮らしを始める大学生」では、求める冷蔵庫の機能やサイズは大きく異なりますよね。
1人暮らしの大学生は、小型で安い冷蔵庫を選ぶ可能性が高いでしょう。
一方、家族を持つ主婦は、大容量で野菜が長持ちする冷蔵庫を選びたいと考えているかもしれません。
このように、
最初に可能性のありそうなユーザー像を自分で設定することです。
その後、「自分がその人物であるとしたら何が欲しいか」と想像してみましょう。
そうすることで、より具体的でリアルな記事が書けるようになります。
過去の自分や身近な人をヒントにする
検索意図からニーズを深掘りする上で、もう1つ大切なポイントが「身近な人」や「自分自身」をヒントにすることです。
具体的には、
- 自分がその情報を求めていたなら、どんなキーワードで検索をするだろうか
- 自分が経験した悩みであれば、どのような検索キーワードを入力していたか
- 家族や親しい友人の悩み相談のキーワード
などをユーザーの視点で考えることが重要です。
自身がその商品やサービスを愛用している場合、
経験に基づく具体的な情報や、他では得られないリアルな感想、評価を書き出せます。
そうした情報は、
ユーザーにとって非常に価値があるはずです。
検索上位の競合サイトから読み解く
検索上位にランクインしている競合サイトを参考に、潜在ニーズを深掘りする方法もあります。
まずは、
競合サイトの記事内容をチェックし、ユーザーが求めているであろう情報がどの程度盛り込まれているのかを確認してください。
また、どのようなキーワードが用いられているのか、その「頻度」や「配置場所」なども見てみましょう。
これらは、ユーザーの検索意図を読み解き、次にどのようなキーワードやテーマで記事を作成すればよいのかを予測する上で重要となります。
なぜ、
このサイトが上位に表示されているのか?
といった視点でみていきましょう。
例えば、キーワードが「冷蔵庫 買い替え」の場合、
- 冷蔵庫のサイズ選び
- 冷蔵庫のおすすめメーカー
- 冷蔵庫の節電機能
など、具体的で行動に結びつくキーワードが多く用いられているでしょう。
このように、競合サイトの情報から得た知見を活用し、自サイトの記事を良質なものへとブラッシュアップすることで、検索意図から潜在ニーズを探りそれに適した情報を提供することが可能になります。
ただし、1つだけ注意点があります。
競合サイトを
丸パクリした記事は絶対にNGです。
ユーザーにとって有益で満足度の高い記事を書けると、当然のようにSEOの評価も高くなっていくので安心してください。
潜在ニーズを満たす記事を書くときの注意点
潜在ニーズを満たす記事を書く時は
- 書く前に記事構成を考える
- 必ず顕在ニーズから書く
- 内部リンクをうまく使う
以上の3点に注意しましょう。
記事構成を考える
潜在ニーズを深掘りしたら、一旦落ち着いて「全体の記事構成」を考えてから書き始めましょう。
記事構成とは、
簡単にいうと記事全体の骨組みのようなものです。
具体的には、
- キーワード
- ペルソナ
- 顕在ニーズ/潜在ニーズ
- 記事タイトル
- リード文(導入文)
- 本文(←潜在ニーズを書く部分)
- まとめ
といった「文章全体の大枠」を決める作業になります。
全てを頭の中で整理するのは難しいと思うので、「Wondershare Edraw Mind」などのマインドマップツールを使って作成しましょう。
初めて作成する時の参考にしてください↓
最初は時間がかかるかもしれませんが、
記事構成がしっかりできている文章はスムーズに仕上がる上に、ユーザー満足度も高くなるので一石二鳥です。
必ず顕在ニーズから書く
記事を書く際には、最初に「顕在ニーズ」について書くようにしましょう。
当然ですが、表面化している「悩み」や「問題」を解決できそうにない記事内容であれば、ユーザーは途中で離脱してしまいます。
なので、本文の構成は
- 顕在ニーズを優先的に解決
- 潜在ニーズの問題提起→解決策の提案
ユーザーの顕在ニーズを満たしてから、潜在ニーズについて触れるようにしましょう。
記事の前半部分でユーザーの満足度を上げないと、
一瞬で離脱されてしまいます。
上手く内部リンクを使う
潜在ニーズを満たす記事を書くと、どうしても記事が長くなってしまいます。
そうすると、
「ユーザーに関係の無い内容が増える」→「ユーザーの読了率が下がる」→「SEOの評価が下がる」
結果的に検索順位も落ちてしまうので注意が必要です。
読了率とは、
記事を訪問したユーザーが最後まで読んでくれた割合を指します。
もちろん、キーワードによっては1万語を超えるような長文になることもありますが、基本的には要点をうまくまとめてあるコンパクトな記事の方が読了率は高くなるでしょう。
どうしても記載したい内容が多く長文になってしまう場合は、「内部リンク」を使って詳しい解説記事を別で設けるようにしてください。
SWELLをお使いの方は⇩
まとめ:検索意図から潜在ニーズを満たす記事を書こう!
本記事では、検索意図を深掘りして「潜在ニーズを満たす記事」の書き方について解説してきました。
《潜在ニーズを深掘りするコツ》
- Yahoo知恵袋やSNSの活用
- ペルソナ設定
- 身近な人に置き換えて考える
- 検索上位サイトの分析
上記のコツを意識して、
自分で潜在ニーズの深掘りを実践してみましょう!
記事作成時は、「記事構成の作成」や「潜在ニーズだけでなく顕在ニーズを満たす」ことの重要性、「適切な内部リンクの使用」にも心がけましょう。
潜在ニーズを満たす記事が作成できると、ユーザーの満足度は間違いなく上がります。
最初は難しいかもしれませんが、諦めずに考え抜くことが大切です。
以上、最後までお付き合いありがとうございました。