今回は
ブログってしばらく放置しても大丈夫なの?
放置した時のアクセス数や収益の変化が気になるなぁ…。
そんな疑問にお答えしていきます。
- 6ヶ月放置したブログのアクセス数と収益の変化
- ブログを放置するデメリット
- ブログを放置するときの注意点
ブログを運営していると、様々な理由で更新を長期間にわたり停滞させてしまうこともあるでしょう。
そんな時、気になるは「アクセス数」や「収益」の変化ですよね。
先に、結論から先にお伝えしておきます。
ブログのジャンルにもよりますが、半年から1年くらいの放置であれば「アクセス数」と「収益」に大きな変化は見られません。
本記事では、放置する前後でのアクセス数と収益の変動にふれつつ、放置期間が長引くことによるデメリットや注意すべきポイントについても掘り下げていきます。
放置期間中のデメリットや、放置する際の注意点も覚えておきましょう。
果たして放置したブログは、「どれくらい数字が維持できるのか?」
多くのブログ運営者にとって参考になるはずです。
ぜひ最後までご一緒ください。
【どうなる?】放置したブログのアクセス数と収益
時間が経過するにつれ、
放置されたブログにもさまざまな変化が訪れます。
今回は、私が運営しているアウトドア(キャンプ)のブログデータを基に、放置前と放置後のアクセス数と収益の差を深掘りしてみましょう。
放置する前のアクセス数と収益
ブログを管理するうえで、日々の「アクセス数」と「収益」は重要な指標です。
放置する前のブログのデータを紹介しておきます。
- ジャンル:アウトドア(キャンプ)
- 記事数:107記事
- 運用期間:1年3ヶ月
- 月間最高収益(発生):6,049円
- 月間最高アクセス数:5,735PV
<放置する前のアクセス数と収益>
アクセス数 | 収益(発生) | |
2022年/9月 | 2,078PV | 2,500円 |
2022年/10月 | 2,822PV | 1,427円 |
2022年/11月 | 3,268PV | 3,390円 |
2022年/12月 | 4,837PV | 1,771円 |
2023年/1月 | 5,735PV | 6,049円 |
2023年/2月 | 2,435PV | 717円 |
アドセンス広告は貼っていないので、収益は全て物販アフィリエイトの発生金額になります。
放置前6ヶ月の平均は、
アクセス数「3,529PV」、収益「2,642円」ですね。
キャンプ中心のブログですが、冬キャンプに関連する記事も多く投稿しています。
それでは、放置後のアクセス数と収益の変化をみていきましょう。
放置してからのアクセス数と収益の変化
<放置した後のアクセス数と収益>
アクセス数 | 収益(発生) | |
2023年/3月 | 3,041PV | 1,785円 |
2023年/4月 | 5,421PV | 3,381円 |
2023年/5月 | 9,135PV | 5,030円 |
2023年/6月 | 5,023PV | 2,693円 |
2023年/7月 | 5,949PV | 1,603円 |
2023年/8月 | 6,994PV | 686円 |
2023年/9月 | 6,106PV | 4,646円 |
2023年/10月 | 7,566PV | 7,921円 |
放置後の平均は、
アクセス数「6,154PV」、収益「3,468円」です。
放置前と放置後の平均を比較すると↓
アクセス数 | 収益(発生) | |
放置前 | 3,529PV | 2,642円 |
放置後 | 6,154PV | 3,468円 |
数字だけの単純な比較なら、ブログは半年くらい放置しても「アクセス数」「収益」は維持できます。
ただし、「参入したジャンル」や「競合サイトの強さ」、「トレンド」によっても大きく変わってくるので注意しましょう。
基本的には、情報が古くなりユーザーの関心が移り変わると、アクセス数は減少していきます。
SEO対策を怠りがちな放置ブログは、検索エンジンからの評価も下がるからです。
それでも、高い品質のコンテンツを多く持っている場合や、ニッチな領域で強い支持を受けている場合は、長期間にわたり一定のアクセスを期待できることもあります。
ブログを放置するデメリット
ブログを長期間放置すると、思わぬ不利益を生むことがあります。
放置することでセキュリティリスクの増大やコンテンツの鮮度低下などの問題が生じ、結果として訪れるユーザーに悪い印象を与えかねません。
これにより、
検索結果にも悪影響が出る可能性が高くなります。
ブログを健全に保つためにも、可能であれば放置は避けた方が良いでしょう。
セキュリティ面の不安
ブログを更新しないと、セキュリティリスクを高めてしまいます。
これは、多くのブログプラットフォームが定期的にセキュリティパッチやバージョンアップをリリースしており、これらの更新を行わなければ脆弱性が放置されるためです。
古いバージョンは攻撃者に悪用されることがよくあり、結果的にサイトが改ざんされたり、ユーザーのデータが漏洩するリスクが考えられるでしょう。
具体的には、
ブログを放置すればするほど、不正アクセスなどに直結する危険性が高まります。
いずれにしても、ブログを放置することで生じるセキュリティの問題は、オンライン環境における信頼性を損なう要因となりえます。
できれば、定期的なチェックとアップデートにより、セキュリティの維持に努めるべきだといえるでしょう。
記事の情報が古くなる
当然ですが、ブログの記事は
時間と共に情報が古くなっていきますよね。
特に、技術やトレンドに関連する内容では、新しい情報が継続的に生み出されるため、定期的な更新が不可欠です。
古い情報を提供することは、ユーザーに誤解を招く可能性があり、ブログの信頼性を著しく低下させる原因となります。
加えて、情報が古いとユーザーが有益な知識を得られないため、ユーザーの時間を無駄にしてしまうことにもなりかねません。
記事が情報の鮮度を失うということは、
ユーザーが求める最新のデータや解決法を提供できなくなり、ユーザーの問題解決に役立たなくなってしまうということです。
そのため、閲覧者満足度の低下を招き、結果としてリピーターの減少やサイトへの訪問頻度の低下に繋がりやすくなります。
ブログを通じて情報を発信する以上、内容を適宜見直し、今もその情報が有効かどうかを検討し、必要に応じて改訂または新しい情報を加えることが望ましいでしょう。
検索順位の下降
ブログを放置することは、検索エンジンによる評価の低下を招き、検索結果での順位が下落する主な要因の1つです。
Googleをはじめとした検索エンジンは定期的なコンテンツの更新を評価し、鮮度の高い情報を提供するWebサイトを好む傾向にあります。
したがって、新鮮なコンテンツの提供が止まると、検索アルゴリズムにおいてそのブログの重要性が下がり、結果として検索順位が徐々に下がっていくのです。
検索順位が低下すると、
ブログへのアクセス数が減少する可能性が高くなります。
ブログへ訪れる新規ユーザーや見込み客が減ることで、ブログの目的である情報の拡散や影響力の発揮、また場合によっては収益機会の喪失へと繋がってしまいます。
SEO対策としても、ブログの記事はできるだけ最新の情報を取り入れ、定期的に内容を更新することが望ましいといえるでしょう。
ブログを更新することは、検索エンジンによる評価を高めることに直結し、結果として見込み客へのリーチを大きくすることに繋がります。
ブログの更新頻度について詳しくは、下記の記事をご覧ください。
ブログを放置するときの注意点
ブログを放置するときは、予期せぬトラブルや訪問者の減少を防ぐため、諸々の点に気をつける必要があります。
- アップデートの設定
- 収益維持の期間
- 削除される可能性
順番にみていきましょう。
アップデートの設定
ブログを放置し長期間管理が行われない場合、セキュリティリスクへの対策が特に重要となります。
自動アップデートを設定することで、このようなリスクを最小限に抑えることが可能です。
ブログプラットフォームや使用しているプラグインが提供する自動アップデート機能を有効にすることで、常に最新の状態を保つことができます。
例えば、WordPressなどのCMSでは新たなセキュリティパッチが定期的にリリースされています。
このアップデートが適用されることで、ハッキングの危険性を抑えられます。
しかし、
自動アップデートを設定するには注意が必要です。
アップデートによっては互換性がない場合があり、サイトが正常に動作しなくなることもあります。
また、アップデートはサイトの速度や機能面にも影響を与える可能性があるため、設定には慎重さが求められます。
そこでおすすめなのが、
Word Pressの「メンテナンスリリース」と「セキュリティリリース」のみ自動でアップデートする設定です。
設定は簡単です。
「メンテナンスリリースとセキュリティリリースのみの自動更新に切り替えます」をクリックしましょう。
「自動セキュリティおよびメンテナンスリリースのみを受け取ります」と表示されたらOKです。
このように、自動アップデートを適切に設定することで、安全性の維持と管理の手間を軽減できます。
放置する期間を考慮して、設定を確認しておきましょう。
収益の維持の期間
放置されたブログは、一定期間は収益を維持できる可能性がありますが、その期間は約1年から2年程度が一般的です。
検索エンジンも静的なサイトよりも定期的に更新されるサイトを好むため、SEO対策としても定期更新は必要とされています。
収益の維持には、
ブログのジャンルや市場の変化が大きく関わります。
例えば、時事ネタに依存したコンテンツは早く陳腐化し、ニッチな分野に特化したものは長く興味を持たれる可能性があります。
しかし、いずれにしても新鮮さが失われがちなため、「アクセス数」「収益」ともに低下していくでしょう。
また、放置期間が長いと、アフィリエイトリンクの期限切れや商品の販売終了などにより、収入源が失われる危険性もあります。
それを防ぐためには、放置している間も広告の適正化やアフィリエイトリンクの更新を定期的に行うことが必要です。
完全に放置するのではなく、放置期間中も継続的にブログをチェックして、サイトの鮮度を保つことをおすすめします。
手間はかかりますが、このようなメンテナンスを怠らないことで収益の維持が可能です。
削除される可能性
無料ブログサービスを利用している場合は、長期間の無活動によってブログが削除される危険性に気をつけなければなりません。
多くの無料ブログプラットフォームでは、利用規約に沿って一定期間アクティビティがないアカウントやブログを処分する規定が設けられています。
運営側で、
無駄なリソースを削減し、効率的な運用を目指しているからです。
長期にわたり更新がなされていないブログは、サービス提供者によって不要と判断され、削除措置の対象となることが多いです。
このような状況を避けるためには、
「定期的にログインする」か「有料のブログサービスを利用する」必要があります。
プラットフォーム側にアカウントが依然としてアクティブであることを示すのです。
まとめ:ブログは6ヶ月以上放置しても大丈夫!
本記事は、ブログを6ヶ月以上放置した場合の「アクセス数」や「収益」の変化について解説してきました。
ブログの放置には一定の期間、収益が続くケースもありますが、永遠ではありません。
一般的には、
1年から2年くらいが限界でしょう。
仮に放置を余儀なくされる状況があったとしても、最低限のメンテナンスは欠かせません。
また、無料ブログサービスを使用している場合には、アカウント削除のリスクも考慮する必要があります。
このことから、継続的な情報更新と定期的なサイトメンテナンスが、ブログを健全に保ち、収益を維持する鍵と言えるでしょう。
もし、ブログを「1からやり直す」ことをお考えであれば、下記の記事も参考にしてください。
以上、最後までお付き合いありがとうございました。